HTMLとCSSを勉強しようと思っても、最初は何から始めればいいのか分かりにくいです。
「HTMLは構造を作る」
「CSSは見た目を整える」
と説明されても、実際に手を動かしてみないと、なかなかイメージしにくいと思います。
私も最初は、HTMLファイルを作るところからよく分かっていませんでした。
どこにファイルを作るのか。
どうやってブラウザで見るのか。
CSSはどうやって読み込むのか。
そのあたりで普通に止まっていました。
なのでこの記事では、実際に作業用フォルダを作るところから、HTMLとCSSを書いてブラウザで表示するところまで進めます。
難しいことはしません。
まずは、見出し、文章、リスト、ボタン風のリンクを作って、CSSで見た目を整えるところまでやります。
この記事には広告が含まれます。
- 今回作るもの
- ファイルを2つ用意する
- まずはHTMLを書いてみる
- HTMLの中身を簡単に見る
- 次にCSSを書いてみる
- CSSで何をしているのか
- HTMLとCSSは役割を分けて考える
- 最初から完璧に覚えなくていい
- HTML/CSS初心者におすすめの本
- これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本
- たった1日で基本が身に付く!HTML & CSS 超入門
- 作りながら学ぶWebプログラミング実践入門
- HTML/CSS初心者は「読むだけ」より書いた方がいい
- CSSが反映されないときに見るところ
- HTMLでCSSを読み込めているか
- class名が合っているか
- 保存してからブラウザを更新したか
- まずは小さいページを作ればいい
- まとめ
今回作るもの
今回は、HTML/CSSの練習として、簡単な自己紹介ページを作ります。
完成すると、白いカードの中に見出し、文章、学習内容のリスト、ボタン風のリンクが表示されるページになります。
作業の流れは、以下のようになります。
- 作業用フォルダを作る
index.htmlを作るstyle.cssを作る- HTMLを書く
- CSSを書く
- ブラウザで表示を確認する
- うまく表示されない場合は、ファイル名や読み込み設定を確認する
最初からおしゃれなサイトを作ろうとすると、だいたい手が止まります。
まずは、地味でもいいので「自分で書いたコードがブラウザに表示される」ことを確認するのが大事です。
今回作るページの中身は、以下のようなものです。
- ページのタイトル
- 自己紹介文
- 学習中の内容リスト
- ボタン風のリンク
- CSSで背景色や余白をつける
かなりシンプルですが、HTML/CSSの基本練習としては十分です。
ファイルを2つ用意する
まず、作業用のフォルダを作ります。
デスクトップでも、ドキュメントフォルダでも構いません。
自分が分かりやすい場所に、練習用のフォルダを作ってください。
今回は、フォルダ名を以下のようにします。
html-css-practice
Windowsなら、作りたい場所で右クリックして「新規作成」から「フォルダー」を選びます。
Macなら、Finderで作りたい場所を開いて、新規フォルダを作ります。
フォルダを作ったら、その中に以下の2つのファイルを作ります。
index.html
style.css
HTMLを書くファイルがindex.htmlです。
CSSを書くファイルがstyle.cssです。
ファイル名は、半角英数字で書きます。
index.html.txtのようになっていると、HTMLファイルとして扱われないことがあります。
Windowsで拡張子が見えない場合は、ファイル名が本当にindex.htmlになっているか確認してください。
VS Codeを使う場合は、以下の流れです。
- VS Codeを開く
- 「ファイル」から「フォルダーを開く」を選ぶ
- さきほど作った
html-css-practiceフォルダを開く - 左側のファイル一覧で新しいファイルを作る
index.htmlとstyle.cssを作る
最初はこの2つだけで大丈夫です。
HTMLとCSSの練習では、まず「HTMLファイル」と「CSSファイル」を分けて作ることに慣れると分かりやすいです。
まずはHTMLを書いてみる
index.htmlに、以下のコードを書きます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>はじめてのHTML/CSS</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<div class="profile-card">
<h1>はじめてのWebページ</h1>
<p>
HTMLとCSSを勉強中です。
まずは簡単なページを作って、少しずつ慣れていきます。
</p>
<h2>今勉強していること</h2>
<ul>
<li>HTMLの基本タグ</li>
<li>CSSでの装飾</li>
<li>Webページの作り方</li>
</ul>
<a href="#" class="button">詳しく見る</a>
</div>
</body>
</html>
書けたら、index.htmlを保存します。
保存したら、index.htmlをブラウザで開いてみます。
方法はいくつかあります。
ファイルをダブルクリックすると、ブラウザで開けることがあります。
または、ファイルをブラウザの画面にドラッグしても開けます。
VS Codeの拡張機能であるLive Serverを使っている場合は、右クリックして「Open with Live Server」を選ぶ方法もあります。
この時点では、まだ文字だけのシンプルなページです。
背景色もありません。
ボタンも普通のリンクのように見えます。
それで大丈夫です。
ここでは、まずHTMLがブラウザに表示されることを確認します。
HTMLの中身を簡単に見る
今回使っているHTMLを少しだけ見ておきます。
<h1>はじめてのWebページ</h1>
h1は、ページの大きな見出しです。
記事やページのタイトルに使うことが多いです。
<p>
HTMLとCSSを勉強中です。
</p>
pは、文章を書くためのタグです。
本文や説明文を書くときに使います。
<ul>
<li>HTMLの基本タグ</li>
<li>CSSでの装飾</li>
<li>Webページの作り方</li>
</ul>
ulとliは、リストを作るときに使います。
ulがリスト全体で、liがリストのひとつひとつの項目です。
<a href="#" class="button">詳しく見る</a>
aはリンクを作るタグです。
今回はCSSで見た目を変えて、ボタンのように表示します。
HTMLは、ページの中身を作る役割があります。
見出し、文章、リスト、リンクなどをHTMLで書いていきます。
次にCSSを書いてみる
次に、style.cssに以下のコードを書きます。
body {
margin: 0;
background-color: #f2f2f2;
font-family: sans-serif;
}
.profile-card {
width: 600px;
margin: 60px auto;
padding: 30px;
background-color: #ffffff;
border-radius: 12px;
}
h1 {
color: #333333;
font-size: 32px;
}
h2 {
margin-top: 30px;
color: #555555;
font-size: 22px;
}
p {
line-height: 1.8;
color: #444444;
}
li {
margin-bottom: 8px;
}
.button {
display: inline-block;
margin-top: 20px;
padding: 12px 20px;
background-color: #007acc;
color: #ffffff;
text-decoration: none;
border-radius: 6px;
}
書けたら、style.cssを保存します。
そのあと、ブラウザで開いているindex.htmlを更新します。
WindowsならF5キー、Macならcommand + Rで更新できます。
更新すると、見た目が変わります。
背景が薄いグレーになり、白いカードの中に文字が表示されます。
リンクも青いボタンのような見た目になります。
ここまでできれば、HTMLとCSSを使った簡単なWebページの完成です。
やったことはシンプルです。
HTMLでページの中身を作る。
CSSで見た目を整える。
ブラウザで表示を確認する。
この流れが、HTML/CSSの基本です。
CSSで何をしているのか
CSSは、HTMLで作った部品の見た目を整えるために使います。
たとえば、以下の部分です。
body {
margin: 0;
background-color: #f2f2f2;
font-family: sans-serif;
}
ここでは、ページ全体の余白、背景色、フォントを指定しています。
margin: 0;は、ブラウザが最初から持っている余白を消しています。
background-colorは背景色です。
font-familyは文字の種類です。
.profile-card {
width: 600px;
margin: 60px auto;
padding: 30px;
background-color: #ffffff;
border-radius: 12px;
}
.profile-cardは、HTMLで指定したclass="profile-card"に対するCSSです。
この部分で、白いカードの横幅、余白、背景色、角丸を指定しています。
margin: 60px auto;によって、カードが中央に寄ります。
padding: 30px;によって、カードの内側に余白ができます。
.button {
display: inline-block;
margin-top: 20px;
padding: 12px 20px;
background-color: #007acc;
color: #ffffff;
text-decoration: none;
border-radius: 6px;
}
.buttonでは、リンクをボタンのように見せています。
HTMLのaタグは普通のリンクですが、CSSを使うとボタンのような見た目にできます。
CSSを書くときは、どのHTMLに対して見た目を変えたいのかを考えます。
今回なら、body、.profile-card、h1、h2、p、li、.buttonに対してCSSを書いています。
HTMLとCSSは役割を分けて考える
HTML初心者のうちは、HTMLとCSSの役割が混ざりやすいです。
ざっくり分けると、こうです。
HTMLは、ページの中身を作るものです。
CSSは、その中身の見た目を整えるものです。
たとえば、見出しや文章やリストを作るのはHTMLです。
文字の色、背景色、余白、横幅、角丸などを決めるのはCSSです。
今回の記事でやった作業も、この役割に分かれています。
まずindex.htmlに、ページに表示したい内容を書きました。
次にstyle.cssに、見た目を整えるための指定を書きました。
そしてindex.htmlの中で、以下のようにCSSファイルを読み込みました。
<link rel="stylesheet" href="style.css">
この1行があることで、HTMLにCSSの見た目が反映されます。
HTMLとCSSを別々のファイルに分けると、ページの中身と見た目を分けて管理できます。
最初は少し面倒に見えるかもしれませんが、Web制作ではよく使う形です。
最初から完璧に覚えなくていい
HTML/CSSを始めたばかりのころは、タグやプロパティを全部覚えようとしがちです。
でも、最初から全部暗記する必要はありません。
私も現場で働いていますが、CSSの細かい書き方は普通に調べます。
全部覚えている人間みたいな顔をしていますが、裏では検索しています。
最初は、よく使うものだけ触れば大丈夫です。
HTMLなら、まずはこのあたりです。
- h1、h2
- p
- a
- img
- ul、li
- div
- section
CSSなら、まずはこのあたりです。
- color
- background-color
- font-size
- margin
- padding
- width
- border
- border-radius
- display
今回のサンプルでも、この中のいくつかを使っています。
まずはコードをコピーして動かしてみる。
次に、文字や色や余白を少し変えてみる。
そのくらいからで大丈夫です。
たとえば、background-colorの色を変えてみる。
font-sizeの数字を変えてみる。
paddingの数字を変えてみる。
少し変えてブラウザで確認すると、CSSが何をしているのか分かりやすくなります。
HTML/CSS初心者におすすめの本
HTML/CSSは、ネットの記事だけでも勉強できます。
ただ、完全初心者の場合は、最初に1冊持っておくと流れをつかみやすいです。
特に、HTML/CSSは「書き方」だけでなく、「どういう順番でWebページを作るのか」が大事です。
この記事では小さい自己紹介ページを作りました。
本で学ぶ場合は、もう少し大きいサンプルサイトを作りながら学べるものを選ぶと、HTML/CSSの使い方が分かりやすくなります。
ここでは、HTML/CSS初心者向けに使いやすい本を紹介します。
これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本
HTML/CSSをこれから学ぶ人の1冊目として使いやすい入門書です。
手を動かしてWebサイトを作りながら、HTML/CSSとWebデザインの基本を学べる内容になっています。
制作できるサイトは計4種類です。
初歩的な内容から少しずつレベルアップしていき、Flexboxレイアウト、CSSグリッドレイアウト、レスポンシブデザイン、CSSアニメーションまで扱います。
HTML/CSSだけでなく、Webデザインの考え方も一緒に学びたい人に向いています。
また、学習をサポートする特典もあります。
- サンプルサイトのデザインデータ
- Webサイトの公開方法を解説したPDF
- 制作に役立つおすすめサイト集
- FlexboxやCSSグリッドなどのチートシート
ただコードを書くだけでなく、Webサイト制作の流れを知りたい初心者に合いやすい本です。
これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本 [ Capybara Design 竹内 直人 ] 価格:2420円 |
たった1日で基本が身に付く!HTML & CSS 超入門
短い時間でHTML/CSSの全体像をつかみたい人向けの入門書です。
内容は、Webサイト作成の準備、HTMLの基本、テンプレートページ作成、個別ページ作成、CSSの基本、段組みレイアウト、Webページのデザイン、Webサイト公開まで扱っています。
「まずはHTML/CSSがどんなものか知りたい」
「細かいことより、最初の1冊でざっくり流れをつかみたい」
という人に向いています。
説明を詰め込みすぎないタイプなので、分厚い本だと途中で止まりそうな人にも使いやすいです。
たった1日で基本が身に付く!HTML & CSS 超入門 / Wingsプロジェクト 【本】 価格:2266円 |
作りながら学ぶWebプログラミング実践入門
HTML/CSSだけでなく、JavaScriptやNode.jsまでまとめて触れたい人向けの本です。
内容は、HTML/CSS、JavaScript、Node.js、Express、データベース、本格Webアプリ制作まで含まれています。
完全にHTML/CSSだけを学びたい人には、少し範囲が広いかもしれません。
ただ、Webプログラマーを目指していて、
「HTML/CSSのあとにJavaScriptもやりたい」
「最終的にはWebアプリを作りたい」
「サーバーサイドも少し知っておきたい」
という人には候補になります。
この記事で作ったような簡単なページから始めて、その先のWebプログラミングまで見たい人向けです。
作りながら学ぶWebプログラミング実践入門 一冊で理解するHTML、CSS、JavaScript、Node.js[本/雑誌] / 掌田津耶乃/著 価格:2948円 |
HTML/CSS初心者は「読むだけ」より書いた方がいい
HTML/CSSは、読んでいるだけだと分かった気になりやすいです。
でも、実際に書いてみると、すぐに手が止まります。
タグを閉じ忘れる。
CSSが効かない。
ファイル名を間違える。
classの名前がHTMLとCSSで違う。
このあたりは初心者のころによくあります。
私もCSSが効かなくてかなり悩んだあと、ただファイル名を間違えていただけ、みたいなことが普通にありました。
そういう失敗も含めて、手を動かした方が覚えます。
今回の作業でも、以下の流れを実際にやっています。
- フォルダを作る
- HTMLファイルを作る
- CSSファイルを作る
- HTMLを書く
- CSSを書く
- ブラウザで確認する
- おかしければ原因を探す
HTML/CSSの学習では、この流れを何度も繰り返します。
最初はゆっくりで大丈夫です。
CSSが反映されないときに見るところ
初心者がよく詰まるのが、CSSを書いたのに反映されないときです。
その場合は、まず以下を確認します。
HTMLでCSSを読み込めているか
index.htmlのhead内に、以下があるか確認します。
<link rel="stylesheet" href="style.css">
style.cssという名前でCSSファイルを作っているなら、この書き方で読み込めます。
ファイル名が違うとCSSは反映されません。
たとえば、CSSファイル名がstyles.cssなのに、HTML側でstyle.cssと書いていると動きません。
また、index.htmlとstyle.cssが同じフォルダの中にあるかも確認します。
今回の場合、フォルダの中はこうなっていればOKです。
html-css-practice
├── index.html
└── style.css
style.cssが別のフォルダに入っていると、今回の書き方では読み込めません。
まずは、index.htmlとstyle.cssを同じフォルダに置いて練習すると分かりやすいです。
class名が合っているか
HTMLでこう書いている場合、
<div class="profile-card">
CSSではこう書きます。
.profile-card {
background-color: #ffffff;
}
HTML側のprofile-cardと、CSS側の.profile-cardが同じ名前になっているか確認します。
1文字でも違うとCSSは効きません。
たとえば、HTMLではprofile-cardなのに、CSSでprofile_cardと書くと別物になります。
CSSの先頭にある.も必要です。
class="profile-card"にCSSを書く場合は、CSS側では.profile-cardと書きます。
保存してからブラウザを更新したか
単純ですが、保存し忘れもよくあります。
コードを書いたら保存します。
そのあと、ブラウザを更新します。
保存していない状態でブラウザを更新しても、変更は反映されません。
まずは以下を確認してください。
index.htmlを保存したかstyle.cssを保存したか- ブラウザを更新したか
これだけで直ることもあります。
まずは小さいページを作ればいい
HTML/CSS初心者のうちは、いきなり本格的なサイトを作る必要はありません。
まずは、今回のような小さいページで十分です。
- 自己紹介ページ
- 好きな本の紹介ページ
- 架空のカフェ紹介ページ
- 学習記録ページ
- 商品紹介ページ
このくらいなら、HTML/CSSの練習にしやすいです。
作るときの流れは、今回と同じです。
まず、作業用フォルダを作る。
次に、index.htmlとstyle.cssを作る。
HTMLでページの中身を書く。
CSSで見た目を整える。
ブラウザで確認する。
慣れてきたら、画像を入れたり、2カラムにしたり、スマホ対応にしたりしていけば大丈夫です。
最初の目標は、きれいなサイトを作ることではありません。
HTMLとCSSを書いて、ブラウザに表示できるようになることです。
まとめ
HTML初心者は、まず実際にHTMLとCSSを書いてみるのがおすすめです。
今回は、作業用フォルダを作り、index.htmlとstyle.cssを用意して、簡単な自己紹介ページを作りました。
HTMLは、見出し、文章、リスト、リンクなどの中身を作ります。
CSSは、色、余白、横幅、背景、角丸などの見た目を整えます。
最初はきれいなサイトを作れなくても大丈夫です。
まずは、index.htmlとstyle.cssを作って、ブラウザに表示してみましょう。
HTML/CSSは、読んで覚えるより、書いて動かした方が分かりやすいです。
小さいページをいくつか作っているうちに、タグやCSSの書き方にも少しずつ慣れていきます。
本で体系的に学びたい場合は、HTML/CSSの入門書を1冊使うのもありです。
特に、手を動かしながら作るタイプの本は、初心者でも進めやすいです。

